冬に気を付ける病気 ー 前編 ー
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冬に気を付ける病気 ー 前編 ー
ワンフーアドバイザー
獣医師Naoka
こんにちは。冬になり、だんだんと冷え込んできたので今回は冬季に多い病気についてまとめていきます。
*冬季に多い病気
気温の低下や、空気が乾燥することで増えてくる病気には以下のようなものがあります。
それぞれの病気・注意しなければならない事について知ることで、わんちゃん、ねこちゃんと快適で健康な冬を過ごしましょう。
・泌尿器・腎疾患
・関節疾患
・皮膚疾患
・呼吸器系疾患や感染症
・循環器系疾患(心臓病や高血圧等)
今月は前半3つについて解説していきます!
*泌尿器・腎疾患
寒くなることでわんちゃん・ねこちゃんは自分からお水を飲む頻度が減ってしまうことがあります。
飲水量が減ってしまうと、膀胱内環境の悪化などが助長され細菌性膀胱炎や尿石症を引き起こします。こうした泌尿器トラブルで猫(とくに雄)は尿道閉塞などの命に関わる病気になってしまうこともあるので、冬だからこそお水はしっかり飲ませましょう。
血尿、トイレの失敗が増える、トイレ回数が増える、尿量が減る・尿が出ないといった症状がある場合は動物病院を受診しましょう。特に、尿が出ない場合は緊急の処置が必要な場合があるのですぐに動物病院に相談しましょう。
他にも、飲水量が減るという事は体を巡る水分量も減ってしまうという事です。そうなると腎臓などの臓器へ流れる血液量も減ってしまうので腎臓病のリスクが上がってしまいます。もともと腎臓病がある場合も、悪化のリスクが上がります。
*関節疾患
冬は寒さから運動不足になりがちです。加えて血流の滞りから筋肉がこわばり関節を痛めてしまいやすいです。運動不足が続くと肥満につながり、更に関節に負担がかかってしまいます。
関節疾患の予防の為には、適切な運動(急な激しい運動は関節に負担がかかります。準備運動のように軽い運動から始め、徐々に激しめの運動になるように遊ぶことが大切です。)と関節に負担をかけない生活環境(滑らないようにフローリングにマットを敷く、足裏の毛刈り、適切な体型維持など)を心がけましょう。
もしも、愛犬・愛猫が歩くのを嫌がったり、歩く時に痛そうに鳴いたりしている時は関節疾患を疑って動物病院に相談しましょう。
*皮膚疾患
夏は高温多湿の環境が皮膚トラブルの原因になりますが、冬は乾燥による皮膚トラブルが増えていきます。
乾燥によりフケが増えたり、皮膚のバリア機能が低下することで外部刺激に弱くなって痒みが引き起こされたりします。また、暖房器具による乾燥や部分的な皮膚の温度上昇もかゆみの原因になります。
冬は保湿をしっかりして皮膚のケアをし、部屋が乾燥しないように気を付けましょう。動物用の保湿剤も様々な種類がありますので、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。
また、冬は肉球の乾燥も増えてきます。肉球のひび割れを防ぐために、肉球もしっかり保湿しましょう。
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