わんちゃんのウンチと健康
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食べたご飯は消化、吸収、
そしてウンチに
ワンちゃんは人間と違う!!
だって消化器官そのものが・・・。
ワンちゃんの消化器の働きは、人間よりもずっと速く活発です。
でもその分、腸も短いので、食事には体内で早く消化・吸収されるものが体に適しているのです。
野生で狩りやすく、日常的に食べることができ、栄養が豊富で、消化・吸収が早いもの・・・そう考えていくと、小動物の“生肉”になります。
もちろん肉だけじゃない!!
消化を助ける食べ物。
もちろん、肉以外にも、野生の頃に消化を助けるものとして食べていたと考えられるものはあります。草、葉、種、果物などです。
自分の体調を本能的に理解して、栄養バランスや胃腸の機能を整えるために、 食べていたと考えられます。
消化の状態は
「ウンチ」でチェックしましょう!!
ちゃんと消化ができているかどうか、胃腸の健康状態は「ウンチ」でチェックすると簡単です。
特に、ウンチの硬さが見分けやすいようですが、意外とやわらかすぎるウンチでも、「犬のウンチってこんなもの。」と誤って認識されている方も多いようです。改めてチェックしてみましょう!!
ティッシュでつまんだだけで崩れる |
ティッシュつまんでも崩れない |
小さく、つまんで軽く押してもつぶれない |
※個体差によって異なります。
※ウンチの量が多いのは消化吸収されていないと判断しています。
※一般的にペットフードを食べると、ウンチが黒っぽくなります。フードの脂分が多いからと判断しています。弊社製品は脂分が少ないです。
ワンちゃんの「ウンチ」について、
お客様からもこんなお声を頂いています!!
Sさま(兵庫県)
アポロ (トイプードル)、くっきー(トイプードル)
つかめないくらい柔らかく臭かったのが、ちゃんとつかめて、量も少なくなり、においもすごく減りました! たまにウンチをしたことすら気づかないくらいです。
Hさま (神奈川県)
きらら(ボストンテリア)
量・硬さ共に安定しました。軟便になったり、回数が増減するということがほとんどありません。朝晩、1日2回、トイレシートに跡が付かないくらい“コロッ”とした便が出ます。
Wさま
小町、和、太、敬、絢、怕、英( パグ)
健康な便になりました。ほかの家の犬の便とすぐに見分けがつきます。
おやつでワンフー以外のものをあげるとすぐに便の調子が変わります。
ウンチと健康
毎日の食事
なかなか食べてくれなくてトッピングを毎日変えてみたり、「ちゃんと食べてくれている」と思っていたら急に食べなくなったり、早食いが治らなかったり…そんな苦労話を多くの飼い主さんから伺います。ホントに毎日大変なご苦労だと思います。
それにも増して、ウンチの状態も飼い主さんにとっては気がかりですよね。
必要なエネルギー量と給与量の関係
ワンちゃん猫ちゃんが生きていくために最低限必要なエネルギー量を”基礎エネルギー要求量(BER) ” といいます。 つまり体の基礎代謝の事ですね。
心臓が動いたり、呼吸をしたり、胃腸が動いたり、また体表から熱発散する。これらは全てエネルギーを必要とします。
総合栄養食のペットフードはこの生命活動に加え、走ったり、吠えたりするエネルギー消費量を加味して栄養配合が考えられています。
一般的に成犬の場合、安静下で消費されるカロリーの約1.6~1.8倍のカロリーになるように配合されています。(一日の必要エネルギー量: BERと言われる指標です)
食べたものがちゃんと栄養になっているか?
“You are what you eat(体は食べたもので出来ている)”
食事の重要性は万国共通です。
「総合栄養食だから大丈夫」と思っていませんか?ところがそうでもないんです。
こんな単純な計算ですが、実際は糞便を測ったりする事は難しいですよね。
ウンチとは体が必要としないものを排泄します。消化吸収率が高いワンフーだとウンチの量が少ない、臭いが少ない。手でつまみやすい適度な硬さになります。
ウンチが大きく量が多いから健康だと思っていませんか? それは体に栄養が消化吸収されていないからなのかもしれません。
体調のせいなのか、はたまたフードのせいなのか?この機会に一度ペットのウンチの質と量について再確認して毎日の食事を見直してみましょう。