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猫のシニアケアについて考えよう
ワンフーアドバイザー
獣医師 Naoka
みなさんこんにちは、厳しい寒さが続きますね。
飼い主さま、ペットちゃん共に体調に気を付けてお過ごしください。
前回、前々回はシニア犬の介助についてお話ししました。
今回は猫のシニアケアについて前半と後半にわけてお話していこうと思います。
わんちゃんとねこちゃんの性格の違いから、
シニアの猫ちゃんへの接し方はわんちゃんとは少し違う部分もありますので、
今回はその違いからお話していきます。

猫は犬より依存傾向が少ないです。
若いころの猫は夜中に運動会が始まったり高い所に登ったり…とても活発ですが、
加齢とともに活動性が下がり定位置に居ることが増え、
一日の大半をそこで過ごすようになります。
日課の縄張りチェックや爪とぎが減ってくることも多いです。
そうした行動の変化と同時期くらいから、
被毛の手入れが難しくなり、毛が固まったり以前よりバサバサして
毛並みが悪くなることもあります。
多頭飼育の場合は、加齢とともに相性の悪い子からいじめられたり、
子猫がいるとストレスに感じる場合もあるので猫ちゃん同士の関係性は気にかけてあげて、
場合によっては別室にする等の配慮をしてあげましょう。
猫は自立心が強く、依存傾向の少ない子が多い為、
動けなくなるまでの間に過度の補助は必要ありません。
猫ちゃんだけでできないことをそっと手助けし、
排泄を失敗してもそっと片付けてあげてください。
ここが犬と猫の介護の大きな違いで、猫ちゃんへの過度な手助けは
猫ちゃんのプライドを傷つけてしまうこともあるようです。

一方、わんちゃんは世話されることによって得られる飼い主さんとの触れ合いや言葉がけに、
安心感と満足感を感じることが多いそうです。
ねこちゃんは、18歳でも老いを感じさせずしっかりしている子は沢山います。
年齢だけで判断せず、行動の変化を気にかけてあげてください。
※動物介護の場面で、事前に危険を回避することは重要ですが「先回りしたお世話」を行うべきなのは、介護後期のなかでも特に終末期にあたります。
どんなにプライドの高い猫でも、こちらが介助しないと生活できない時期が来ますので、その時はしっかりケアしてあげてください。
例えば、以下のようなものは過剰な介助にあたります。
・自分で食べようとしているのに、ご飯を口元に運んであげる
・頑張って歩いてるのに、抱いて目的地に運んであげる
・寝床の形を自分で整えているのに手を出す
ねこちゃんが自分でやりたいこと・やろうと頑張っている事はその気持ちを尊重し、
出来ない事への手助けをしてあげてください。
・体温調整が出来なくなる
・上下運動がしづらくなる
・毛繕いをしなくなる
・爪の出し入れが出来なくなる
特に寒い時期や寒暖差の激しい時期は保温が必要になります。
また、電源が入ったこたつに猫を入れっぱなしにすることは絶対にやめましょう。
どうしてもこたつが好きな猫ちゃんの場合、
電源の入っていないこたつのなかにペットヒーターや湯たんぽをいれたり、
人が使用する、目の届く時だけこたつの電源をいれるようにしましょう。
人用のホットカーペットも直には寝かさず、最低温度にしてベッドや厚めの布団を敷きましょう。
ずっと同じ体勢で寝ていたら、下になっている面の温度を随時確かめるようにしましょう。
活動できる範囲内で、本人が好む場所に寝床をつくってあげましょう。
軽い上下運動の補助として、滑りにくい素材を使った階段を設置するのも効果的です。
しかし、上下運動が減った理由が実は「加齢」ではなく
「関節などの痛み」が原因の場合もあります。
隠れた病気を見逃さないためにも、歩き方の変化やジャンプを失敗するようになるなど
行動の変化がみられたらまずは動物病院を受診しましょう。
毛がバサバサしたようにみえはじめます。
気付いたら伸びた爪が肉球に食い込んでしまうこともあります。
傷ついた肉球が膿んだ匂いや出血で初めて気づく場合もあります。
これは、定期的に爪を確認することで防げることなので、
定期的にチェックし伸びてたら切ってあげましょう。

今回は「猫のシニアケア」、特に犬の介助とは違う猫の性格に配慮した接し方をメインにお話ししました。
次回は猫のシニアケアの内、排泄や睡眠、食事など具体的な事例についておはなしさせていただきます。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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猫のシニアケアについて考えよう
-前編-
ワンフーアドバイザー
獣医師 Naoka
みなさんこんにちは、厳しい寒さが続きますね。
飼い主さま、ペットちゃん共に体調に気を付けてお過ごしください。
前回、前々回はシニア犬の介助についてお話ししました。
今回は猫のシニアケアについて前半と後半にわけてお話していこうと思います。
わんちゃんとねこちゃんの性格の違いから、
シニアの猫ちゃんへの接し方はわんちゃんとは少し違う部分もありますので、
今回はその違いからお話していきます。

● 猫は犬と比べて自立心が強く、依存傾向が少ない
猫ちゃんにも色々な性格の子がいるのであくまで傾向の話ですが、猫は犬より依存傾向が少ないです。
若いころの猫は夜中に運動会が始まったり高い所に登ったり…とても活発ですが、
加齢とともに活動性が下がり定位置に居ることが増え、
一日の大半をそこで過ごすようになります。
日課の縄張りチェックや爪とぎが減ってくることも多いです。
そうした行動の変化と同時期くらいから、
被毛の手入れが難しくなり、毛が固まったり以前よりバサバサして
毛並みが悪くなることもあります。
多頭飼育の場合は、加齢とともに相性の悪い子からいじめられたり、
子猫がいるとストレスに感じる場合もあるので猫ちゃん同士の関係性は気にかけてあげて、
場合によっては別室にする等の配慮をしてあげましょう。
猫は自立心が強く、依存傾向の少ない子が多い為、
動けなくなるまでの間に過度の補助は必要ありません。
猫ちゃんだけでできないことをそっと手助けし、
排泄を失敗してもそっと片付けてあげてください。
ここが犬と猫の介護の大きな違いで、猫ちゃんへの過度な手助けは
猫ちゃんのプライドを傷つけてしまうこともあるようです。

一方、わんちゃんは世話されることによって得られる飼い主さんとの触れ合いや言葉がけに、
安心感と満足感を感じることが多いそうです。
ねこちゃんは、18歳でも老いを感じさせずしっかりしている子は沢山います。
年齢だけで判断せず、行動の変化を気にかけてあげてください。
※動物介護の場面で、事前に危険を回避することは重要ですが「先回りしたお世話」を行うべきなのは、介護後期のなかでも特に終末期にあたります。
どんなにプライドの高い猫でも、こちらが介助しないと生活できない時期が来ますので、その時はしっかりケアしてあげてください。
● 先回りしたお世話って?
そうはいっても、どこまでが過剰な介助なのか判断が難しいこともあるかと思います。例えば、以下のようなものは過剰な介助にあたります。
・自分で食べようとしているのに、ご飯を口元に運んであげる
・頑張って歩いてるのに、抱いて目的地に運んであげる
・寝床の形を自分で整えているのに手を出す
ねこちゃんが自分でやりたいこと・やろうと頑張っている事はその気持ちを尊重し、
出来ない事への手助けをしてあげてください。
● 加齢に伴う猫の変化
加齢に伴う猫の変化には以下のようなものがあります。・体温調整が出来なくなる
・上下運動がしづらくなる
・毛繕いをしなくなる
・爪の出し入れが出来なくなる
● 体温調整が出来なくなる
加齢に伴い、猫が自分で体温調整を行うことが難しくなります。特に寒い時期や寒暖差の激しい時期は保温が必要になります。
また、電源が入ったこたつに猫を入れっぱなしにすることは絶対にやめましょう。
どうしてもこたつが好きな猫ちゃんの場合、
電源の入っていないこたつのなかにペットヒーターや湯たんぽをいれたり、
人が使用する、目の届く時だけこたつの電源をいれるようにしましょう。
人用のホットカーペットも直には寝かさず、最低温度にしてベッドや厚めの布団を敷きましょう。
ずっと同じ体勢で寝ていたら、下になっている面の温度を随時確かめるようにしましょう。
● 上下運動がしづらくなる
介護中期になると上下運動が難しくなります。活動できる範囲内で、本人が好む場所に寝床をつくってあげましょう。
軽い上下運動の補助として、滑りにくい素材を使った階段を設置するのも効果的です。
しかし、上下運動が減った理由が実は「加齢」ではなく
「関節などの痛み」が原因の場合もあります。
隠れた病気を見逃さないためにも、歩き方の変化やジャンプを失敗するようになるなど
行動の変化がみられたらまずは動物病院を受診しましょう。
● 毛繕いをしなくなる
被毛の手入れが自身でうまくできなくなり、毛がバサバサしたようにみえはじめます。
● 爪の出し入れが出来なくなる
高齢になると爪の出し入れがうまくできなくなり、気付いたら伸びた爪が肉球に食い込んでしまうこともあります。
傷ついた肉球が膿んだ匂いや出血で初めて気づく場合もあります。
これは、定期的に爪を確認することで防げることなので、
定期的にチェックし伸びてたら切ってあげましょう。

今回は「猫のシニアケア」、特に犬の介助とは違う猫の性格に配慮した接し方をメインにお話ししました。
次回は猫のシニアケアの内、排泄や睡眠、食事など具体的な事例についておはなしさせていただきます。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!