犬と猫の腎臓病

# 犬の腎臓病# 猫の腎臓病# リンが少ない# ナトリウム


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犬と猫の腎臓病


ワンフーアドバイザー
獣医師Naoka


こんにちは。 少しずつ暖かくなってきてわんちゃんと
お散歩しやすい季節になってきましたね。

そろそろフィラリア予防シーズン、一緒に春の健診として 血液検査をご検討されている方も多いのではないでしょうか?

今日は、犬と猫の腎臓病についてお話します。犬や猫は7歳を超えるとシニアの仲間入りです。 シニア期は様々な疾患が発生してくる時期でもあり、腎臓の機能も低下していきます。

特に猫ちゃんは慢性腎臓病の発生が多く、一生のうちに3頭に1頭は腎臓病を発症するといわれています。腎臓の異変は初期症状がわかりにくく、気付いたときには既に進行してしまっていることが多い病気です。

しかも、1度低下してしまった腎機能は回復させることができません。 わんちゃん・ねこちゃんの1年は人の4年といわれており、人よりも時間経過のスピードが速いです。こうした異変に早期に気付くためにも是非健診として血液検査をご検討ください♪

では、腎臓の症状や検査・治療について詳しく解説していきます!



●腎臓病の症状は?
・水を飲む量が増えた
・尿の回数や量が増えた
・痩せてきた、毛並みが悪くなった
・元気食欲の低下
・嘔吐


症状が進行すると、他にも脱水や便秘、貧血などがみられることもあります。 年を取ったからかな?と思っている変化が、実は慢性腎臓病によるものだったという場合も少なくありません。


●検査

・血液検査
腎臓の数値を確認し、腎臓病のステージ分類を行います。ステージにより必要な治療や予後が異なります。また、身体に老廃物が溜まっていないか(尿毒症)や脱水状態も確認できます。

・尿検査
尿比重や蛋白尿の有無、尿の感染の有無をチェックします。尿に感染があったり、蛋白尿がある場合、腎臓を通過する蛋白質が腎臓をさらに傷つけてしまう為、投薬が必要になる場合があります。 尿に感染がある場合も、持続すると腎臓やその他の臓器に感染が及んでしまう可能性があるため、感染に対しての治療を行います。

・血圧測定
高血圧がある場合、腎臓やその他の臓器(脳や網膜、心臓など)に負担がかかります。各種臓器への負担を最小限にするため、降圧治療を行います。

・画像検査
レントゲン検査や腹部超音波検査を行うことで腎臓のサイズ・腫瘍の有無や結石の有無などを確認します。



●治療

・脱水の管理
腎臓病は体の老廃物を尿中に濃縮する機能が低下し、薄い尿を大量に排泄します。体に必要な水分まで尿として排泄されるため、身体は脱水を起こしやすくなります。 脱水状態の場合は点滴により体に水分を補充する必要があります。わんちゃん・ねこちゃんが新鮮なお水をいつでも飲めるようにしておくことも大切です。

・高血圧や蛋白尿の管理
高血圧や蛋白尿が認められる場合は、腎臓病の進行を抑えるために投薬で管理する必要があります。

・療法食
腎臓病が進行すると蛋白質を制限したり、リンの摂取を制限する必要が出てきます。 その段階に達した際には、食事を腎臓用の療法食に変更することが大切になります。 ただ、早期の腎臓病は療法食の変更が必要ない場合もあり、早く療法食を始めることで筋力の低下など、悪い影響を及ぼすこともあります。 また、腎臓病のステージ毎に適切な療法食も異なります。療法食の選択のタイミングやどの療法食にするかは必ず獣医師と相談して決めましょう。



腎臓病についてお話させていただきましたが、今健康なわんちゃんねこちゃんも今後腎臓病にならないような生活を心がけることも大切です。 腎臓病を予防するためにできることをご紹介します。

●腎臓病を予防するには?

1. 適切な水分摂取
常に新鮮な水を用意したり、ウェットフードを取り入れることで飲水量を増やすことが出来ます。 他にも、ドライフードをふやかすことで飲水量を増やせます。

2. 良質な蛋白質と、リン含有量に配慮された食事をとる
低品質の蛋白質摂取や過剰なリンの摂取は腎臓に負担をかけてしまいます。 これらに配慮された高品質の食事をとることで腎臓病の予防につながります。

3. 適切な体重管理
肥満は腎臓病の発症リスクを高めます。適切な体重を維持しましょう。

4. 定期的な健康診断
腎臓病の初期段階は症状が現れにくい為、定期的な健康診断で腎臓病の早期発見に努めましょう。

日々の食事や運動、健康診断などのケアを大切にし、わんちゃん・ねこちゃんと健やかな毎日を送りましょう!


ワンフーのドッグフードで腎臓を守る!選び方とポイント

ワンフーの製品はうさぎ肉を主成分としたペットフードです。 犬の本来の食性に適しており、消化が良く健康的な食事をサポートします。 特に腎臓の健康維持に役立つポイントをご紹介します。

1. リンやナトリウムのバランスに
配慮したフード選び

腎臓への負担を減らすには、リンやナトリウムの摂取量を調整することが大切です。
・リンの含有量に配慮したフードを選ぶ(腎臓への負担軽減をサポート)
・ナトリウム(塩分)控えめ(高血圧を防ぎ、腎臓の健康維持に貢献)

2. 高品質なうさぎ肉タンパク質
うさぎ肉は消化吸収に優れ、低脂肪で腎臓にやさしいタンパク源です。
・リン含有量が極端に高くない(過剰摂取のリスクが低め)
・消化が良く、老犬にも適している(胃腸に負担をかけない)

3. 添加物・保存料不使用
ワンフーの製品は、合成添加物を使わず、自然由来の原材料にこだわっています。
・合成添加物なし(腎臓に負担をかける人工添加物が含まれていない)
・ナチュラルフードで健康維持

4. レトルト製品やドライフードの
ふやかしで水分摂取を促す

水分摂取は腎臓の健康維持に重要です。
・水分をしっかり摂ることで、尿の排出を促進し、リンや老廃物をスムーズに排出します。
・ワンフーのレトルト製品を活用したり、ドライフードをぬるま湯でふやかすことで、水分補給をサポートできます。

愛犬・愛猫の健康を守るために、ぜひワンフーのフードを取り入れてみてください!


今回のコラムは如何でしたか?

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