狂犬病について
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狂犬病
ワンフーアドバイザー
獣医師Naoka
こんにちは、暖かくなり桜が咲いたかと思えば、寒い雨の日もあって、季節が進むのを感じますね。
各種予防シーズンも始まり、動物病院も賑やかになってきています。
狂犬病ワクチン接種の案内が皆さんのお宅へも届き始める頃ではないでしょうか?
今回は「狂犬病」という病気と「狂犬病ワクチンの必要性」についてお話ししていこうと思います。
狂犬病ってどんな病気?
「狂犬病」は人獣共通感染症(人も動物も感染する病気)で、世界中で年間数万人が死亡している恐ろしい病気です。
狂犬病に感染し、一度発症してしまうとその死亡率は100%とされています。
神経系の細胞に感染するので主な症状は神経系に関係したものになります。
具体的には異常行動、痙攣、麻痺などです。
潜伏期間(感染してから症状が出るまでの期間)は長く、犬では平均1-2ヶ月、人は平均1-3ヶ月です。
どうやって感染するの?
ウイルスは感染動物の唾液に含まれています。
従って、感染動物に咬まれたり、傷口や粘膜(眼や口)を舐められることで感染します。
⚠️人の狂犬病を防ぐには、動物に咬まれないようにする、万が一咬まれたらすぐに狂犬病対策を始めることが大切です。
何故、狂犬病ワクチンを打たなければいけないのか?
狂犬病予防法が制定される1950年以前は、日本では多くの犬が狂犬病と診断され、人も狂犬病に感染し死亡していました。
その中で狂犬病予防法が制定され、犬の登録・予防接種・野犬等の抑留が徹底されるようになり、日本では狂犬病の撲滅に至りました。
なので現在の日本では犬などを含めて狂犬病の発生はありません。
日本国内に狂犬病が存在しないなら、ワクチンを打たなくても良いんじゃないか?という疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
では何故狂犬病ワクチン接種が現在も法律で義務付けられているのか、その必要性を説明させて頂きます。
日本で狂犬病の発生が無くても、日本周辺国を含む殆どの地域では、依然として狂犬病は発生しています。各国との貿易の過程(船、飛行機から物資の輸入など)で、日本は常に狂犬病ウイルス侵入の脅威に晒されています。
その為、万一のウイルスの侵入に備えた対策が必要になってきます。それが「狂犬病ワクチン」です。
犬の飼い主様一人一人が狂犬病に対して正しい知識を持ち、しっかり予防注射をしている事で国内に狂犬病ウイルスが侵入してきても、ウイルスの国内での蔓延防止を図ることができます。
※人のコロナウイルス感染症の時に「集団免疫」と言う言葉をよく見かけたかと思いますが、それと同じ理論です。
狂犬病ワクチンの必要性、ご理解いただけたでしょうか?
ワンちゃん、飼い主様双方の健康を守る為に、毎年しっかり接種しましょう!
ドッグフードやおやつの選択に注意し、健康的な生活習慣を維持することで、犬の免疫力を強化し、狂犬病などの感染症から身を守ることに繋がります。
愛犬の健康と安全を守るために、適切な管理を心がけましょう。
今回のコラムは如何でしたか?
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