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ワンフーアドバイザー
獣医師 Naoka

こんにちは、日差しも暖かくなり、
春の訪れを感じる時期になってきました。
春といえば、わんちゃんのフィラリアシーズン。
フィラリア検査や予防薬のために、動物病院へ訪れる方も増えているのではないでしょうか。
今回は、わんちゃんのフィラリア症について、
AHS(米国犬糸状虫学会)で発表されたガイドラインをもとに詳しく解説していきます。
この学会は3年に1度シンポジウムを開催し、新たに2024年に最新の研究や臨床経験に基づいたガイドラインを発表しました。

フィラリア症とは、
蚊を介して感染する寄生虫(フィラリア:犬糸状虫)
の病気です。
フィラリアは、蚊の吸血によって幼虫(L3)が体内に侵入し、数か月かけて成長しながら、最終的に心臓や肺動脈に寄生します。 成虫になると血流障害や炎症を引き起こし、慢性的な肺高血圧や右心不全へと進行します。
特徴的なのは、感染初期にほとんど症状が出ないことです。 そのため、“気づいた時には進行している”ケースが多いです。
フィラリア症は命にかかわる病気で、治療もさまざまなリスクを伴います。 外科的に虫体を摘出しなければならないこともあります。
しかし、予防薬をしっかり投与していれば予防できる病気です。
「フィラリア症とその予防」についてしっかり学び、正しくフィラリア予防を行っていきましょう。
AHSは、
フィラリア予防を通年で行うことを推奨しています。
フィラリア予防薬にはさまざまな種類があり、毎月1回投与する内服薬やスポット製剤、年1回注射する持続型注射製剤があります。 どの薬を選択するかは、投薬のしやすさなど、その子の性格に合わせて、かかりつけの動物病院に相談しましょう。
これらの予防薬は、体内に侵入した幼虫(主にL3〜L4期)を駆除することで感染成立を防ぐ薬です。
つまり、「感染を完全に防ぐ」というより、「感染初期でリセットする」という仕組みです。
近年は、
・温暖化による蚊の活動期間の延長
・都市部でも通年での感染リスク
・予防薬に耐性をもつ虫体の存在が懸念されている
などの理由から、
季節限定ではなく、
年間を通じた投与が強く推奨されています。

予防していても、
AHSは年1回のフィラリア検査を推奨しています。
1年中予防薬を投与していれば、フィラリア検査は必要ないのではないかと感じる方もいると思います。
しかし実際には、不確実投与(投薬忘れ・下痢や嘔吐による吸収不良など)や、一部で薬剤耐性が生じている可能性があるため、確実に予防できているのか、年1回は必ずフィラリア検査で陰性を確認すべきです。
なぜ陰性を確認する必要があるのか?
と感じる方もいるかもしれません。
フィラリアに感染している状態で予防薬を投与すると、血液中に存在するフィラリア幼虫が急激に、そして大量に死滅してしまいます。 この大量に死滅したフィラリア幼虫に対し、体がアレルギー反応を引き起こし、発熱や元気・食欲の低下、嘔吐などの症状を示すことがあります。
場合によっては、ショック症状などの重篤な症状を引き起こすこともあるため、予防薬はフィラリア検査で陰性を確認してから投与することが大切です。
以上、今回はフィラリア症について
お話しさせていただきました。
フィラリア症はとても怖い病気ですが、予防薬を投与することで感染を防ぐことができる病気です。
今年もしっかり予防して、大切なご家族の健康を守っていきましょう。

今回のコラムはいかがでしたか?
ワンフーホームページでは、
これからも愛犬・愛猫との暮らしに役立つ情報をお届けしていきます。
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フィラリア予防について知ろう!
ワンフーアドバイザー
獣医師 Naoka

こんにちは、日差しも暖かくなり、
春の訪れを感じる時期になってきました。
春といえば、わんちゃんのフィラリアシーズン。
フィラリア検査や予防薬のために、動物病院へ訪れる方も増えているのではないでしょうか。
今回は、わんちゃんのフィラリア症について、
AHS(米国犬糸状虫学会)で発表されたガイドラインをもとに詳しく解説していきます。
● AHSって?
AHSは、1974年のフィラリアシンポジウム中に設立された米国犬糸状虫学会という組織です。この学会は3年に1度シンポジウムを開催し、新たに2024年に最新の研究や臨床経験に基づいたガイドラインを発表しました。
● フィラリア症って?

フィラリア症とは、
蚊を介して感染する寄生虫(フィラリア:犬糸状虫)
の病気です。
フィラリアは、蚊の吸血によって幼虫(L3)が体内に侵入し、数か月かけて成長しながら、最終的に心臓や肺動脈に寄生します。 成虫になると血流障害や炎症を引き起こし、慢性的な肺高血圧や右心不全へと進行します。
特徴的なのは、感染初期にほとんど症状が出ないことです。 そのため、“気づいた時には進行している”ケースが多いです。
フィラリア症は命にかかわる病気で、治療もさまざまなリスクを伴います。 外科的に虫体を摘出しなければならないこともあります。
しかし、予防薬をしっかり投与していれば予防できる病気です。
「フィラリア症とその予防」についてしっかり学び、正しくフィラリア予防を行っていきましょう。
● 予防について
AHSは、
フィラリア予防を通年で行うことを推奨しています。
フィラリア予防薬にはさまざまな種類があり、毎月1回投与する内服薬やスポット製剤、年1回注射する持続型注射製剤があります。 どの薬を選択するかは、投薬のしやすさなど、その子の性格に合わせて、かかりつけの動物病院に相談しましょう。
これらの予防薬は、体内に侵入した幼虫(主にL3〜L4期)を駆除することで感染成立を防ぐ薬です。
つまり、「感染を完全に防ぐ」というより、「感染初期でリセットする」という仕組みです。
近年は、
・温暖化による蚊の活動期間の延長
・都市部でも通年での感染リスク
・予防薬に耐性をもつ虫体の存在が懸念されている
などの理由から、
季節限定ではなく、
年間を通じた投与が強く推奨されています。

● 検査の重要性
予防していても、
AHSは年1回のフィラリア検査を推奨しています。
1年中予防薬を投与していれば、フィラリア検査は必要ないのではないかと感じる方もいると思います。
しかし実際には、不確実投与(投薬忘れ・下痢や嘔吐による吸収不良など)や、一部で薬剤耐性が生じている可能性があるため、確実に予防できているのか、年1回は必ずフィラリア検査で陰性を確認すべきです。
なぜ陰性を確認する必要があるのか?
と感じる方もいるかもしれません。
フィラリアに感染している状態で予防薬を投与すると、血液中に存在するフィラリア幼虫が急激に、そして大量に死滅してしまいます。 この大量に死滅したフィラリア幼虫に対し、体がアレルギー反応を引き起こし、発熱や元気・食欲の低下、嘔吐などの症状を示すことがあります。
場合によっては、ショック症状などの重篤な症状を引き起こすこともあるため、予防薬はフィラリア検査で陰性を確認してから投与することが大切です。
以上、今回はフィラリア症について
お話しさせていただきました。
フィラリア症はとても怖い病気ですが、予防薬を投与することで感染を防ぐことができる病気です。
今年もしっかり予防して、大切なご家族の健康を守っていきましょう。

今回のコラムはいかがでしたか?
ワンフーホームページでは、
これからも愛犬・愛猫との暮らしに役立つ情報をお届けしていきます。
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