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猫のシニアケアについて考えよう
ワンフーアドバイザー
獣医師 Naoka
こんにちは、少しずつ日中は温かさを感じる日が増えてきました。
動物たちも温かい日差しのなかでのんびり過ごす時間が増えてきたのではないでしょうか。
前回の猫のシニアケア 前編に引き続き、今回も猫のシニアケアについてお話していきます。
~トイレの失敗が増えたら?~
加齢とともに足腰が弱り、排泄時に踏ん張りがきかなくなったりトイレに間に合わなくてトイレ以外のところに排泄してしまったりといったケースが出てくることがあります。対策としては、
● トイレの砂の量を減らす
砂の量が多く、深い砂だと足場が安定しない為、足腰が弱っていると踏ん張れないこともあります。
元々、トイレの砂が深めだった場合は量を極力少なくしてください。ただ、尿で砂が固まるタイプを使用している場合は、砂を少なくしすぎると尿が吸収されずに足についたり、匂いがきつくなって清潔を保てなくなるため、砂の量を減らしつつ尿を固める機能が損なわれない程度に調整しましょう。
※砂を軽くかけるだけの子は早期に少ない量の砂を受け入れやすいですが、しっかり掘りたい子はいろいろな所をかくことで「少ない!」と不満をアピールすることもあります。その場合、一気に砂を減らすのではなく、段階的に減らしていきましょう。
● 砂を軽い材料のものに変える
もしねこちゃんに砂の種類のこだわりがなければ、紙砂や木の砂のような材質の軽いものがかきやすいのでお勧めです。
※高齢化に伴い猫砂を変更する際、砂の種類にこだわりがある場合はごく少量ずつ違う種類を入れながら変えていきましょう。新しく混ぜ込む砂は無臭がおすすめです。
● 大きなサイズのトイレやドーム型トイレに変える トイレからはみ出して排泄してしまう場合、身体の方向転換がうまくいかない・腰を下ろす位置を決める前に我慢できず排泄してしまう、等の原因が考えられます。
対策として、大きなトイレに変えてみたり、ふらつく場合はドーム型トイレへの変更もお勧めです。

~ドライフードをうまく食べられなくなった場合~
ウェットフードに変更することで食べてくれるケースもあります。水分摂取もでき、一石二鳥です。ウェットフードは素材缶ではなく総合栄養食を選択しましょう。
にこごり状やペースト状など様々な性状のフードがあるので、少量を小皿に入れてビッフェ形式にしてその子の好みを探すのもお勧めです。
● 食事環境の工夫
皿を床に直に置いている場合、頭部を低く保つ姿勢がとりにくい為に食事量が減ってしまう子もいます。
食事台を使用して高い位置に食器を置き、猫ちゃんの足元には滑り止めを敷いてあげると姿勢が安定して食べやすくなるケースもあります。
● 食べない原因に注意
ごはんを食べなくなった理由が実は「口が痛かった」なんてこともあります。口内炎等で口の痛みが酷いと、食事の時に口に前足をもっていき気にする素振りや痛がる様子を見せたり、よだれが多い等の症状が現れます。該当する症状がある場合は一度かかりつけに相談しましょう。
殆どの猫ちゃんは加齢とともに体力・筋力が落ち、ふらふらになってもゆっくりと食事場まで移動して自力で食べようとします。なので、上記に紹介した方法などで猫ちゃんの「自分で食べる」という行動をサポートしてあげましょう。
とうとう自力で食事場に行けない状態になった場合、食事場まで連れて行ったり寝床の横に食器をもってきたり、介助者の膝の上にのせるなどしてできる限り自分で食べるように介助してください。

~夜に眠らない・鳴きながらうろうろ~ 猫は犬と比べると若齢期からよく寝る動物です。基本的には昼寝をしていても夜もしっかり眠ることが多いようです。成猫やシニア前期に「夜に眠らない」という相談を受けることは殆どありませんが、シニア後期になってくると「眠らない」「大きな声で鳴きながらうろうろしている」といった相談は増えてきます。
このような症状がある場合、認知症の症状であることもあれば泌尿器疾患が隠れていることもありますのでまずはかかりつけに相談しましょう。泌尿器系に異常がなく、認知症の症状だった場合は以下をご参照ください。
● 寝床の見直し
お気に入りの場所がある場合は変えない
薄暗い場所に箱を置くなどして数か所籠れるような場所をつくることで安心して眠れることもあります。
高い場所ではベットがおいてある天板に滑り止めシートを敷くことで踏み込んだ足が滑らないので安全です。
● 適切なベッドを選ぶ
例えば、自力での移動が難しくなったら褥瘡予防の為の介護ベッドの導入、底つきに注意したベットを選ぶなどです。
● 日光浴や運動
わんちゃんと同じく猫ちゃんも昼間に日光浴させたり適度に運動させることは夜にしっかりと眠るために大切な事です。
● 寂しさが原因の夜鳴き
寂しくて泣いていたら、飼い主さんがいるときは落ち着きます。その傾向がみられる場合は、寝室を一緒にして同じ布団で寝るのもよいでしょう。

今回は猫のシニアケアの中でも特に排泄・食事・睡眠に重点を置いてお話しました。ねこちゃんはどこまで見守って、どこから介助するか線引きが難しいですしその子の性格によっても大きく変わります。
なので、実際に猫のシニアケアの場面に遭遇したら今日お話しした内容とは別の問題も沢山出てくると思います。
前回・今回とお伝えさせていただいた内容を参考にしつつ、かかりつけなど頼れる場所に相談しながらその子に合ったシニアケアをしてあげてくだされば幸いです。

今回のコラムはいかがでしたか?
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猫のシニアケアについて考えよう
-後編-
ワンフーアドバイザー
獣医師 Naoka
こんにちは、少しずつ日中は温かさを感じる日が増えてきました。
動物たちも温かい日差しのなかでのんびり過ごす時間が増えてきたのではないでしょうか。
前回の猫のシニアケア 前編に引き続き、今回も猫のシニアケアについてお話していきます。
● 排泄
~トイレの失敗が増えたら?~
加齢とともに足腰が弱り、排泄時に踏ん張りがきかなくなったりトイレに間に合わなくてトイレ以外のところに排泄してしまったりといったケースが出てくることがあります。対策としては、
● トイレの砂の量を減らす
砂の量が多く、深い砂だと足場が安定しない為、足腰が弱っていると踏ん張れないこともあります。
元々、トイレの砂が深めだった場合は量を極力少なくしてください。ただ、尿で砂が固まるタイプを使用している場合は、砂を少なくしすぎると尿が吸収されずに足についたり、匂いがきつくなって清潔を保てなくなるため、砂の量を減らしつつ尿を固める機能が損なわれない程度に調整しましょう。
※砂を軽くかけるだけの子は早期に少ない量の砂を受け入れやすいですが、しっかり掘りたい子はいろいろな所をかくことで「少ない!」と不満をアピールすることもあります。その場合、一気に砂を減らすのではなく、段階的に減らしていきましょう。
● 砂を軽い材料のものに変える
もしねこちゃんに砂の種類のこだわりがなければ、紙砂や木の砂のような材質の軽いものがかきやすいのでお勧めです。
※高齢化に伴い猫砂を変更する際、砂の種類にこだわりがある場合はごく少量ずつ違う種類を入れながら変えていきましょう。新しく混ぜ込む砂は無臭がおすすめです。
● 大きなサイズのトイレやドーム型トイレに変える トイレからはみ出して排泄してしまう場合、身体の方向転換がうまくいかない・腰を下ろす位置を決める前に我慢できず排泄してしまう、等の原因が考えられます。
対策として、大きなトイレに変えてみたり、ふらつく場合はドーム型トイレへの変更もお勧めです。

● 食事
~ドライフードをうまく食べられなくなった場合~
ウェットフードに変更することで食べてくれるケースもあります。水分摂取もでき、一石二鳥です。ウェットフードは素材缶ではなく総合栄養食を選択しましょう。
にこごり状やペースト状など様々な性状のフードがあるので、少量を小皿に入れてビッフェ形式にしてその子の好みを探すのもお勧めです。
● 食事環境の工夫
皿を床に直に置いている場合、頭部を低く保つ姿勢がとりにくい為に食事量が減ってしまう子もいます。
食事台を使用して高い位置に食器を置き、猫ちゃんの足元には滑り止めを敷いてあげると姿勢が安定して食べやすくなるケースもあります。
● 食べない原因に注意
ごはんを食べなくなった理由が実は「口が痛かった」なんてこともあります。口内炎等で口の痛みが酷いと、食事の時に口に前足をもっていき気にする素振りや痛がる様子を見せたり、よだれが多い等の症状が現れます。該当する症状がある場合は一度かかりつけに相談しましょう。
殆どの猫ちゃんは加齢とともに体力・筋力が落ち、ふらふらになってもゆっくりと食事場まで移動して自力で食べようとします。なので、上記に紹介した方法などで猫ちゃんの「自分で食べる」という行動をサポートしてあげましょう。
とうとう自力で食事場に行けない状態になった場合、食事場まで連れて行ったり寝床の横に食器をもってきたり、介助者の膝の上にのせるなどしてできる限り自分で食べるように介助してください。

● 睡眠
~夜に眠らない・鳴きながらうろうろ~ 猫は犬と比べると若齢期からよく寝る動物です。基本的には昼寝をしていても夜もしっかり眠ることが多いようです。成猫やシニア前期に「夜に眠らない」という相談を受けることは殆どありませんが、シニア後期になってくると「眠らない」「大きな声で鳴きながらうろうろしている」といった相談は増えてきます。
このような症状がある場合、認知症の症状であることもあれば泌尿器疾患が隠れていることもありますのでまずはかかりつけに相談しましょう。泌尿器系に異常がなく、認知症の症状だった場合は以下をご参照ください。
● 寝床の見直し
お気に入りの場所がある場合は変えない
薄暗い場所に箱を置くなどして数か所籠れるような場所をつくることで安心して眠れることもあります。
高い場所ではベットがおいてある天板に滑り止めシートを敷くことで踏み込んだ足が滑らないので安全です。
● 適切なベッドを選ぶ
例えば、自力での移動が難しくなったら褥瘡予防の為の介護ベッドの導入、底つきに注意したベットを選ぶなどです。
● 日光浴や運動
わんちゃんと同じく猫ちゃんも昼間に日光浴させたり適度に運動させることは夜にしっかりと眠るために大切な事です。
● 寂しさが原因の夜鳴き
寂しくて泣いていたら、飼い主さんがいるときは落ち着きます。その傾向がみられる場合は、寝室を一緒にして同じ布団で寝るのもよいでしょう。

今回は猫のシニアケアの中でも特に排泄・食事・睡眠に重点を置いてお話しました。ねこちゃんはどこまで見守って、どこから介助するか線引きが難しいですしその子の性格によっても大きく変わります。
なので、実際に猫のシニアケアの場面に遭遇したら今日お話しした内容とは別の問題も沢山出てくると思います。
前回・今回とお伝えさせていただいた内容を参考にしつつ、かかりつけなど頼れる場所に相談しながらその子に合ったシニアケアをしてあげてくだされば幸いです。

今回のコラムはいかがでしたか?
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